Academic GP

総合診療/家庭医療領域のエビデンス構築を目指して

ブログ開設のご挨拶

はじめまして。

Academic GP(総合診療医と臨床研究者の両方を顔を持つ医師)として活動する30代医師です。

都内の医科大学 研究センターでプライマリ・ケアに関する研究をしながら、地域の診療所で臨床にも従事しています。

 

さて柄にもなく、この度ブログを始めてみようと思いついたのは、

決して周りで流行っているから‥(ブログを書く医師の方が増えましたね)

だけではありません。

 

研究者の端くれとして、これからの「学術情報の伝え方」に思うところがあったからです。

 

ご存知の通り、出版される医学論文の数はどんどん増えていて、そのスピードに医師が追いついていくのは難しくなってきています。

そんな状況ですから、苦労してやっとの思いで研究を完遂し、論文が学術誌に掲載されても、その情報は限られた人にしか行き届かないのが現実です。

以下のような論文数の増加以外の理由もあると思います。

 

情報の受け手側として

  • 英語だから
  • 論文の情報量は多すぎるから
  • 論文の存在を知る機会がないから

研究者側として

  • 論文が掲載された時点で業績になるので、追加で伝える手間をかける必要がないから

 

ただ私は、少なくとも研究者は、自身が行った研究について、もっと人に伝える努力をするべきじゃないかと、自戒をこめて考える様になりました。

(例えば私の場合、情報を伝えたい対象は、主に臨床に従事する総合診療医・家庭医、研究者、医療政策・管理に関わる人々になります。)

 

近年プライマリ・ケア領域のトップジャーナルも、従来の様に論文を掲載するだけでなく、研究者や医療者のインタビュー動画やエッセイなど、発信する情報の多角化に積極的に取り組んでいます。

(COVID-19パンデミックが加速させた背景もあります。)

 

medium.com

 

bjgplife.com

 

今後も論文の学術的重要性は揺るがないとしても、学術情報をどうやって伝えたい対象に届けるかが、研究者にとってますます重要になってくるのではないかと考えています。

「論文は見たい人が勝手に見てくれるから大丈夫」では足りないのだと思います。

 

ということで、このブログは、自身の研究論文の紹介を中心に書いていきたいと思っていますが、

  • 研究内容は簡潔に
  • 研究のきっかけ、苦労話、発表後の展開・出来事など、研究に関するナラティブも含めて

お伝えしていければと考えています。

お付き合いありがとうございました。